ラボ在庫管理の機能

試薬、消耗品、検体を中心に、実験計画、レポート、コンプライアンスまで対応。複雑な仕組みなしに在庫を管理したい研究チームのために作られています。

試薬、消耗品、検体を一つの在庫に

約1,000人のラボ専門職への調査で、70% が「すでに何を持っているのかわからないこと」を最大の在庫問題に挙げました。対象は試薬だけとは限りません。実際の実験台には、ロットごとに管理する試薬、チップやプレート、手袋などの消耗品、そして多くのラボでは履歴を持つ検体が必要です。Labsistant は3種類すべてを、それぞれに必要な項目で追跡します。

  • ロット単位の試薬管理。ロット番号、カタログ番号、仕入先を記録し、有効期限を自動監視
  • 消耗品は独立した種類として、実際の購入包装(個、箱、パック、ケース、ロール、ボトル、袋)で計数。手袋の箱に架空の有効期限を付けることはありません。Free を含む全プランで利用可能です。
  • 検体の由来となる親検体と凍結・解凍履歴を記録Lab プラン
  • 個人、グループ、共有の所有形態に対応。棚を一人、サブチーム、ラボ全体に割り当てられます。グループ所有は Team プランで利用可能です。
  • 自分用に一部を取り出す、または一つの容器を複数に分割Team プラン
  • プロジェクトを引き継ぐ人へ品目を移譲Team プラン
  • 管理者、所有者、グループへの在庫依頼を、廊下での会話ではなく追跡可能な申請として記録
  • ロット単位の回収とトレーサビリティを支援
  • 取り扱いに注意が必要な試薬の無菌・RNase フリー状態を追跡Lab プラン
  • 購入原価をロットに記録。ラボ全体の通貨設定に対応(7通貨をサポート)Team プラン

出典:C&EN BrandLab/MilliporeSigma, 2020 (n≈1,000)

試薬、消耗品、検体を一緒に表示する Labsistant の在庫一覧。各行に種類、ロット番号、仕入先、保管場所とゾーン、数量、有効期限、危険レベル、所有者を表示。在庫不足の警告があり、同僚が所有する場所の2行には非公開の保管場所と表示されています。

必要なことを伝えると、Ednaが下書きを作成し、最後に確認できます。

Edna は Labsistant に組み込まれたアシスタントです。日常の言葉で質問すると、ラボの記録から回答します。変更を依頼すると、実行内容を明確に示す確認カードを作成し、承認するまで何も書き込みません。Team 以上のプランに含まれます。

  • 調べる:在庫の有無、品目の由来、ボックス内の空き位置
  • 追加・調整:試薬、消耗品、保管場所の作成、数量の更新、品目の分割や終了処理
  • 実験を実行:テンプレートの作成・再利用、予定と開始、使用する試薬の取り出しと返却、完了やキャンセル
  • レシピを調製:必要な材料を確認し、棚の在庫から作成
  • 検体を扱う:作成、新しい検体の派生、解凍、廃止
  • 在庫を依頼:品目の申請を作成し、既存の未完了申請を確認
  • 数値を取得:任意の期間の使用量と費用、実験実行にかかった原価も確認
  • 現在のページを離れずにヘルプガイドを検索
  • 納品書やカタログページの写真を渡すと、Edna が読み取って記載された試薬を提案

Edna が依頼なしに動くことはありません。すべての変更には確認カードの承認が必要で、PI はラボ全体に対する Edna の変更機能をいつでも無効にできます。

Labsistant 内の Edna との会話。利用者が Shelf A のバッファーを細胞の洗浄に40 mL 使用したと入力しています。Edna は「在庫を使用」という未適用の確認カードで応答し、試薬名と数量の変化(216.96 mL から176.96 mL)を表示。確認とキャンセルのボタンの上で、新しい数量と理由を編集できます。

今お使いの表計算ファイルからラボを設定

現在管理しているファイルを Labsistant に渡してください。内容を確認し、各列の意味を解釈して結果をすべて提示します。承認するまで何も作成しません。空のラボから少しずつ整えることもできます。

  • 試薬、消耗品、検体のどれが含まれるかを指定します。種類に合わせて列見出しを読み直すため、検体のシートを試薬の形式に無理に当てはめることはありません。
  • 列の対応付けは、見出しを使った単純なオフライン推定から始まるため、AI を無効にしても全工程を利用できます。
  • 別の判断も確認したい場合は AI マッピングを有効にできます。ファイルの種類を踏まえて判断し、同じ意味の列が二つあれば指摘して、どちらを使うか確認します。
  • 品目を一つも作成する前に、解釈された各行を確認用の表でそのまま提示します。
  • 保管場所をグループ化して重複を除去するため、「Freezer 1 shelf 2」と「freezer-1/shelf2」は二つではなく一つの棚になります。
  • 続いて保管場所を確認し、検出された冷凍庫、棚、ボックスを承認します。承認前には何も作成されません。

Labsistant で何かを作成するすべての手順では、実際の選択画面で保管場所を尋ねます。勝手に事前入力することはありません。実際にどこにあるかは任意項目ではなく、この製品の大切な目的です。

ガイド付きラボ設定の保管場所確認画面。3段階の最初の手順に完了の印が付いています。Labsistant は同じ冷凍庫の棚の3種類の表記を一つに、同じ冷蔵庫の2種類の表記を別の一つにまとめ、各グループが同じ場所かを確認します。すでに認識できた場所には既存の棚との一致が示されています。

実際に棚にある材料で、今すぐ何を作れますか?

ラボで使うものの多くは、購入せずに自ら作ります。Labsistant はレシピを保存して現在の在庫と照合するため、冷蔵庫へ見に行って推測せずとも、画面で答えがわかります。Team 以上のプランに含まれます。

  • 随時更新される調製可能リスト:ラボで作れるすべての試薬と、今日材料が揃っているものを確認
  • 消費する各成分と、その数量・単位でレシピを記録
  • 試薬を先に追加し、レシピは後から定義できます。「レシピ未定」と表示されるため、作業を止める必要はありません。
  • バッチの調製では成分の差し引きと生成品目の作成を一度に実行。誰かが差し引きを覚えていなくても、棚の数量は正確に保たれます。
  • 個数で数えるものは整数になります。2.4枚のプレートが残ることはありません。
  • 生成品目には使用材料が残ります。調製済み試薬を開けば、元のレシピと正確な消費成分を確認できます。
Labsistant の調製可能試薬一覧。ラボ内で作るバッファー、ゲル、培地、マスターミックスが、分類とレシピ編集ボタン付きで表示されています。一つの項目はまだレシピがないためレシピ未定と表示され、レシピ追加ボタンがあります。

予定された実験では、使用に合わせて在庫を差し引きます

必要なときに試薬がなく実験を逃したと報告する研究者は、ほぼ4人に1人に上ります。必要なものを含むテンプレートを一度作り、カレンダーで予定を組み、3週間後の棚卸しではなく、作業に合わせて在庫を減らせます。実験機能は Team 以上のプランに含まれます。

  • プロトコル付きの再利用可能な実験テンプレート
  • 試薬、消耗品、検体を必要物として設定可能。実験にはバッファーと同じくチップやプレートも必要だからです。
  • テンプレートでは検体欄を空けておき、実験の予定時に指定できます。一つのプロトコルで各検体に対応できます。
  • 予定と計画のための視覚的なカレンダー
  • 実行中の実験に必要なものを取り出し、未使用分を返却。数量は計画ではなく実験台の実態を反映します。
  • ゾーンを考慮した試薬の調達ルールLab プラン
  • 作業を中断せずに、Edna に実験の予定、開始、終了を依頼

出典:C&EN BrandLab/MilliporeSigma, 2020 (n≈1,000)

Labsistant の実験予定一覧。進行中と今後の実験が日別にまとめられ、各実験の必要試薬と正確な差し引き量が表示されています。試薬要件の概要では不足が示されています。

由来をたどれる検体

検体は、再注文できるボトルではありません。親検体、履歴、そして価値に影響する解凍回数を持ちます。Labsistant は検体を独立した品目として追跡し、系譜を保持して、解凍を一回ごとに記録します。Lab プランで利用できます。

  • 検体を試薬・消耗品と同じ在庫で管理。空欄だらけの試薬フォームではなく、検体に必要な項目を用意
  • 既存の検体から新しい検体を派生させると関係を保持。どの検体も元の検体までたどれます。
  • 解凍と再凍結は記録されたイベント。記憶やふたの手書きに頼る必要はありません。
  • 解凍と再凍結を、理由付きで毎回監査ログに記録。凍結・解凍履歴が記憶ではなく記録になります。
  • 実験の必要物として検体を指定。再利用するテンプレートに空欄を設け、実験の予定時に指定することも可能
  • 使い切った検体は廃止できます。作業リストから外しても、履歴に欠落は生じません。
  • Edna は他の操作と同じ確認カードで、検体の作成、派生、解凍済みへの変更に対応

機能の範囲を明確にすると、Labsistant は検体、その系譜、凍結・解凍履歴を追跡します。ワークフローエンジンで検体を処理するものではなく、LIMS になることを目指していません。

検体一覧の上に開いた Labsistant の検体詳細パネル。由来の欄には元になった親検体と、その後使用された継代が表示されています。最近のアクティビティには解凍と消費のイベントがあり、それぞれ理由、保管場所、実行者、日付が記録されています。

ラボのデジタルツインをひと目で確認

部屋、冷凍庫、棚、ボックス、個々の位置まで、実際のラボの配置を再現できます。扉を開けて探す代わりに、情報を調べるだけで見つかります。

  • 階層的な保管場所(部屋、冷凍庫、棚)
  • 温度の記録(冷凍、冷蔵、室温)
  • 封じ込めゾーン(BSL-2、クリーンルーム、フード)Lab プラン
  • コンプライアンスのためのゾーン別フロールールLab プラン
  • 独自の名前で視覚的に整理
  • ボックス内の位置を選択し、品目を「冷凍庫のどこか」ではなく、特定のボックスの C4 に保管
  • 個人の品目の場所は非公開。同僚にはその位置が使用中であることだけが見え、品目の内容や所有者はわかりません。

最後の点は意図した設計です。共有冷凍庫が、他の人の研究内容の一覧になるべきではありません。Labsistant は同僚に位置が使用中であることだけを表示します。配置図の正確さを保ちつつ、棚からプロジェクトを知られることはありません。

Labsistant の保管場所画面。ラボの部屋、冷凍庫、冷蔵庫、キャビネットをカード形式で表示し、温度、危険ゾーン、親保管場所、下位の保管場所数を示しています。

在庫アラートに見守りを任せて研究に集中

期限切れや無駄になった化学品によるラボの年間損失の中央値は、約 $9,600 です。重要な試薬を切らさないよう、個人・グループのアラートに独自のしきい値を設定し、在庫が少なくなる前や期限が近づく前に通知を受け取れます。

  • 全プランで個人アラートを利用でき、グループがあればグループアラートにも対応Team プラン
  • 独自のしきい値に基づく通知
  • 保管場所ごとの監視
  • 低在庫・危機的状態の表示
  • ダッシュボードのアラートで素早く把握
  • 全プランで、対応が必要なすべての情報を一つの一覧に集める通知センターを提供
  • アプリを開かずに知りたい場合はメールでも通知Team プラン
  • イベントごとのメールではなく、日次・週次のダイジェストに集約することも可能Team プラン
  • チャネルごとに受け取る種類を選び、どの種類もワンクリックで配信停止

出典:C&EN BrandLab/MilliporeSigma, 2020 (n≈1,000)

Labsistant の通知ページ。在庫、予測、有効期限、実験、チーム、レポートのフィルターがあり、在庫不足のアラートを日別に表示しています。

お金と試薬の実際の使い道を把握

7日、30日、90日、または全履歴を選ぶだけで結果を確認できます。数値はすべてサーバーで期間全体から計算し、画面に収まった分だけをブラウザーで合計することはありません。レポートは Team 以上のプランに含まれます。

  • 使用量:選んだ期間にラボが実際に消費した量
  • 原価と価値:支出した金額と、現在棚にある在庫
  • 廃棄:捨てたものと、それにかかった費用
  • 実験原価:実際に消費した材料に基づく実験の実行費用
  • チームの活動:同じ期間に誰が何をしたか
  • よく使うレポートを保存し、フィルターを再設定せずに後から開く
  • 大きなレポートは別のページに移動しても処理を続け、戻ったときに確認できます。
  • 実際の消費速度から試薬ごとに算出する、在庫が尽きるまでの日数。消耗品ではなく試薬が対象です。Lab プラン

Labsistant が意図して行わないことが二つあります。異なる単位の数量と、異なる通貨の金額を合算しません。正しい合計を出すための換算率をここでは持たないからです。グラフは一つの単位を明示し、金額は必ず通貨別に報告します。

Labsistant の原価・価値レポート。総支出とカテゴリ別支出を、合算せず通貨ごとに表示します。使用量、枯渇までの日数、チーム活動、廃棄、実験、保存済みレポートのタブがあります。

監査と研究のための一元的な情報源

予告なしの監査に対応できると感じているラボは、ようやく半数ほどです。在庫のすべての変更を、完全かつ変更不能な記録として保持できます。削除も変更もできない監査ログで、規制遵守を支えます。

  • すべての変更の完全で変更不能な履歴
  • すべての在庫操作を自動記録
  • すべての操作に実行ユーザーを記録
  • コンプライアンスに対応するレポートとエクスポート
  • 誰も削除・変更できない記録
  • ログを検索し、人物、試薬、ロット、イベント種類、日付で絞り込み
  • 参照できる期間はプランによって異なります。Free は7日、Team は90日、Lab は全履歴です。

出典:C&EN BrandLab/MilliporeSigma, 2020 (n≈1,000)

Labsistant の監査ログ。在庫イベントごとに使用量、ロットと保管場所、使用した実験、終了理由、実行者と時刻を表示しています。

各メンバーに必要なアクセスを提供

研究チームの実際の働き方に合わせた設計。ロールに基づく権限で、適切なアクセス制御を保ちながら、各自に必要な情報を表示します。

  • PI、研究者、若手研究者の3段階のロール。若手研究者ロールには Team プランが必要です。
  • プロジェクトを整理するユーザーグループTeam プラン
  • アプリ全体のロールベースの権限
  • PI 向けのラボ全体の表示と設定
  • メール招待によるメンバー参加
  • 同僚の品目が必要ですか?直接取るのではなく、その品目に申請を出せば、やり取り全体が記録されます。
  • プロジェクト終了時や退室時に品目を引き継ぎ、冷凍庫に管理者不在のものを残さないTeam プラン
  • Free を含む全プランにアプリ内ヘルプセンターを用意。新しいメンバーも質問せずに自分で調べられます。
Labsistant のユーザー管理。ラボのメンバー、PI・研究者・若手研究者のロール、所属する研究グループ、参加日を表示しています。
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