検体と実験

検体:採取・解凍・バイオハザード

採取日から解凍、派生検体の作成までのライフサイクルを説明します。系統は自動的に保存されます。

検体は履歴を持つため、試薬や消耗品とは扱いが異なります。ある時点で採取され、凍結や解凍を経て、ほかの検体の元になったかもしれません。Labsistantはそのつながりを、ラボのほかの品目と同じ在庫で追跡します。

検体にはLabプランが必要です。

採取日

採取日は必須です。フォームには最初に今日の日付が表示されます。記録を確認し、実際の採取日に置き換えてください。

採取日は検体の履歴の基点です。入力した日ではなく、実際の日付を記録してください。

作成方法は検体を追加するを参照してください。

凍結と解凍済み

各検体は、詳細パネルの状態に凍結または解凍済みとして表示されます。

新しい検体は、作成時に解凍済みをオンにしない限り凍結として扱われます。

検体を解凍する

解凍は単なる状態の切り替えではありません。凍結した検体から名前を付けた新しい検体を作成します。解凍した作業用アリコートと、元の凍結ストックは物理的に別のものだからです。

  1. 在庫ページから検体を開きます。
  2. 操作から検体を解凍するを選びます。
  3. 新しい検体の名称を入力します。
  4. 量を決めます。
    • 一部だけ解凍する場合は検体をすべて解凍するをオフのままにします。凍結した元の検体には残りが保持されます。解凍する量を入力してください。
    • 全量を使う場合はオンにします。解凍後、元の凍結検体はクローズされます。
  5. 解凍した検体の保管場所を選びます。
  6. 必要に応じてメモを入力します。
  7. 解凍をクリックします。

解凍した分に名前を付けておくと、後で役立ちます。「作業用アリコート」なら、三週間後に見つけても何かわかります。

解凍済みの記録を訂正する

誤って解凍済みにした場合は、解凍していない状態にするを使います。

  1. 検体を開き、解凍していない状態にするを選びます。
  2. 理由を入力します。必須項目です。
  3. 再凍結をクリックします。

理由は監査ログに記録されます。

これは記録の訂正機能であり、再凍結の手順ではありません。実際には冷凍庫から出していない検体を、誤って解凍済みにした場合のための機能です。解凍した検体を再凍結して再利用できるとアプリが判断するものではありません。その判断はラボの手順に従って行ってください。

子検体を分取する

検体から継代培養、継代後の検体、アリコートなどを得る場合は、独立した検体を新規作成せずに検体を分取を使います。親から子への系譜が自動的に記録されます。

  1. 在庫ページから親となる品目を開きます。
  2. 操作から検体を分取を選びます。
  3. 次の項目を入力します。
項目必須メモ
子検体の名称はい
数量はい0 より大きい値が必要です。
単位はい
検体の種類いいえ
保管場所はい子検体の保管先を選びます。
メモいいえこの分取について記録しておきたいことです。
  1. 検体を分取をクリックします。

なぜ重要か:子検体を独立した検体として作ると、親へのつながりがなくなり、後から再構成できません。分取なら同じ手間でつながりを残せます。

元にできるのは検体だけではなく、既存の品目全般です。そのため、試薬として登録した材料から検体を作ることもできます。

バイオハザードのフラグ

バイオハザードフラグは、検体がバイオハザードであることを示します。記録を開く人に見えるバッジとして表示され、在庫の絞り込みにも使えます。

これは記録上のラベルです。Labsistantはバイオハザードの分類、材料に必要な封じ込めレベルの判断、このフラグに基づく取扱規則の適用を行いません。これらは所属機関のバイオセーフティ手順に従います。

タグ

検体には、ラボで共有する語彙からタグを付けられます。詳細パネルのタグ欄では、既存タグの追加、新規タグの作成、名前の変更、削除を行えます。

研究責任者と研究員は、タグの追加、解除、作成、名前の変更、削除ができます。若手研究員は閲覧できます。

タグはラボ全体で共通です。名前を変えると、使われているすべての場所で変わります。これは意図した動作ですが、名前の変更は個人的な設定ではなく、ラボ全体に関わる判断になります。

検体に記録されるほかの情報

検体の詳細パネルには次の情報も表示されます。

  • 検体の種類。空欄の場合は「指定なし」と表示されます。
  • メタデータ。登録がある場合に表示されます。
  • グリッドボックスに保管されている場合はボックス内の位置。グリッドボックスと番号付きスロットを参照してください。

実験での検体

実験テンプレートの必要な供給元として検体を指定できます。実行時に具体的な検体を選ぶ可変検体として指定することもできます。

実行中の実験で凍結検体から取り出すと、Labsistantは実際の扱いを尋ねます。凍結のままにする、取り出した分を解凍済みにする、別の名前を持つ新しいアリコートとして解凍する、の選択肢があります。その場で記録するほうが、後で思い出して再構成するより正確です。

実験と実験テンプレートを参照してください。

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